住宅定期点検代行

住宅定期点検のスケジュールを管理できない

住宅定期点検のスケジュールは、引き渡し棟数が増えるほど管理が難しくなります。この記事では、点検時期を把握しきれなくなる3つの原因を掘り下げ、ツールを導入する前に整えるべき運用の仕組みと、その先の選択肢を解説します。

なぜ住宅定期点検の
スケジュール管理は難しいのか

住宅定期点検の管理が難しくなる理由は、1物件ごとに年単位の長期スケジュールが同時進行するという業務特性にあります。引き渡した瞬間から10年先までの予定が1件分積み上がり、それが棟数の分だけ重なっていく構造です。日々の工程管理とは性質がまったく異なるため、現場の管理手法をそのまま持ち込んでも機能しません。

原因1.引き渡しごとに点検時期がバラバラになる

毎月引き渡しが発生すれば、点検時期も毎月ずれていきます。1年点検・3年点検・5年点検・10年点検をそれぞれ設定している場合、ある月に引き渡した1棟が、その後4回にわたって別々のタイミングで手元に戻ってくることになります。

引き渡し棟数が二桁に乗れば、数年後には毎月複数件の点検予定が並行する状態になります。1件ずつは小さな予定でも、点検時期の異なる案件が積み重なることで全体像が見えなくなり、「今月どの物件に連絡すべきか」を誰も即答できない状況が生まれます。

原因2.担当者・連絡ルールが属人化している

誰がいつどの点検通知を送り、当日は誰が訪問するのか。この一連の流れが特定の担当者の頭の中にしか入っていない工務店は少なくありません。手帳やメールの下書き、個人PCのスプレッドシートに情報が分散していると、本人以外には進捗が見えづらくなります。

この状態で担当者の異動や退職が起きると、点検の予定と経緯が同時に失われます。次の担当者は顧客への連絡履歴も過去の指摘事項も分からないまま引き継ぐことになり、実質的に管理がリセットされてしまいます。

原因3.顧客への通知タイミングが不明確

点検予定を把握できていても、何日前に・どの媒体で・誰名義で通知するかが決まっていなければ、通知そのものが漏れます。「そろそろ連絡しよう」という判断を都度おこなう運用では、繁忙期に後回しになり、そのまま点検時期を過ぎてしまうことがあります。

顧客側は定期点検を契約に含まれた当然のサービスと認識しているケースが大半です。そのため通知漏れは単なる社内の抜けにとどまらず、「約束していた点検に来なかった」という不信感やクレームへ直結します。

スケジュール管理を仕組み化する3ステップ

管理ツールを検討する前に、まず運用のルールを決めることが先決です。ここでは無理なく着手できる3つのステップを紹介します。

ステップ1:全引き渡し物件の点検時期を一覧化する

出発点は、引き渡し済みの全物件を1つの台帳にまとめることです。顧客名・物件所在地・引き渡し日・点検予定年月(1年・3年・5年・10年など)・前回点検日・担当者を並べるだけでも、抜けている物件と直近3カ月に着手すべき案件が見えるようになります。

まずは既存の顧客管理表と施工台帳を突き合わせ、引き渡し日から点検予定年月を機械的に算出するところから始めるとよいでしょう。表計算ソフトを使った具体的な管理方法は、以下の記事で解説しています。

ステップ2:通知・訪問ルールをマニュアル化する

「何カ月前に・何の手段で・誰が連絡するか」を文章にして共有フォルダに保存します。連絡手段を1つに限定せず、反応がなかった場合の次の手まで決めておくことが、通知漏れを防ぐうえで重要です。

参考になるのが、業界紙で紹介されている工務店の運用例です。2021年4月に報じられた内容によると、3カ月・6カ月・1年・2年・5年・10年のスパンで定期点検を実施し、点検の2週間前にハガキを送付、返信がない場合は電話で連絡するという手順が紹介されています。床下・屋根・外壁・内装・ガス・給水など24項目を確認する点検内容もあわせて公開されています。

このように手順と期限が具体的であるほど、担当者が変わっても同じ運用を再現しやすくなります。

参照元:リフォーム産業新聞|【実態調査】定期点検から500万円超のリフォームにつなげる工務店の戦略(https://www.reform-online.jp/news/reform-shop/19380.php

ステップ3:対応履歴を記録に残す

点検後は、指摘した箇所・顧客の反応・修繕の有無・次回までの申し送りを台帳に残します。記録がなければ、次の点検で担当者が一から状況を聞き直すことになり、顧客にも同じ説明を繰り返させる負担が生じます。

記録の保存は、制度面でも意味を持ちます。長期優良住宅の認定を受けた住宅では、認定を受けた維持保全計画に基づいて維持保全を実施し、建築・維持保全の状況に関する記録を作成・保存する必要があるとされています。

参照元:国土交通省|住宅:長期優良住宅のページ(https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000006.html

仕組みを整えても人手が足りない工務店に
「代行」という選択肢

台帳を作り、ルールを決め、履歴を残す。手順そのものは難しくありません。それでも運用が続かないのは、日々の設計・施工・営業に追われ、点検の管理へ割ける時間が残らないためです。仕組みを作る時間が取れないという段階でつまずく工務店は多く見られます。

そこで検討したいのが、住宅定期点検の代行サービスです。点検時期の管理から顧客への案内連絡・日程調整、訪問点検、報告書の作成までを一括して外部に委託できるため、社内に管理の担い手を置かずに点検を継続しやすくなります。自社は報告内容の確認と修繕提案という判断業務に集中でき、限られた人員の配分を見直すきっかけにもなるでしょう。

点検の管理と実施をまとめて任せたい工務店に向けて、当メディアでは住宅定期点検代行会社を厳選して紹介しています。自社の棟数や体制に合うパートナー選びの参考にしてみてください。

まとめ:スケジュール管理の前に
「仕組みの設計」から始める

住宅定期点検のスケジュール管理が難しくなる原因と、着手すべきステップを整理します。

  • 原因1:引き渡しごとに点検時期がバラバラになり、全体像が見えなくなる
  • 原因2:担当者・連絡ルールが属人化し、異動や退職で管理がリセットされる
  • 原因3:通知タイミングが不明確なため、通知そのものが漏れる
  • ステップ1:全引き渡し物件の点検時期を1つの台帳に一覧化する
  • ステップ2:通知・訪問のルールをマニュアル化して共有する
  • ステップ3:対応履歴を残し、次の担当者へ引き継げる状態にする

ツールの導入は、この3ステップで運用が定まったあとに検討するほうが効果を得やすくなります。そして仕組みを整えてもなお人手が足りないのであれば、点検業務そのものを外部に委託する判断も、現実的な選択肢として検討する価値があります。

           
依頼する方・会社別におすすめ
住宅定期点検・代行会社3選
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住宅会社向け
アイジーコンサルティング
アイジーコンサルティング
引用元:アイジーコンサルティング公式HP
(https://after.ig-corp.jp/)
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コストをかけずに点検可能

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対応エリア
                   

千葉県、東京都、埼玉県、神奈川県、静岡県、愛知県、岐阜県、三重県、京都府、大阪府、兵庫県

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不動産管理会社向け
リロクリエイト
リロクリエイト
引用元:リロクリエイト公式HP
(https://www.relocreate.co.jp/service/inspection/)
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対応エリア

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シナネンアクシア
シナネンアクシア
引用元:シナネンアクシア公式HP
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対応エリア

東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、静岡県、愛知県、岐阜県、三重県