ここでは、住宅定期点検サービスの主な点検内容をまとめています。「外部点検」「内部点検」「設備点検」の3つに大きく分けて解説しているので、参考にしてみてください。
屋根材の破損やズレ、雨漏りの兆候を確認します。たとえば瓦がズレている場合、強風や台風シーズンに雨漏りが発生する可能性が高いため、早めの対処が必要です。
また、ドローンなどを活用して高所から安全かつ精密にチェックすることが可能。早期発見で修理費用を最小限に抑えられます。
外壁のひび割れや塗装の劣化、コーキング(壁と壁の隙間を埋める素材)の剥がれなどを重点的に確認します。ひび割れがあると、そこから雨水が浸入して柱や土台にダメージを与えるため、早めの対処が必要です。
住宅定期点検サービスを活用すれば、適切な補修や補強のアドバイスも受けられます。
建物を支える基礎にクラック(ひび割れ)がないか、鉄筋が露出していないかをチェックします。基礎に問題があると、建物全体の耐震性や安定性に悪影響が出る可能性があるためです。
住宅定期点検サービスの中には専門的な検査機器を使い、建築基準法の観点から適正に評価してくれるところもあります。
床材のきしみや沈み、劣化状況を確認します。大きな沈みが見られる場合は、床下の構造体が傷んでいる可能性があり、早めの補修や原因調査が必要です。
また、床下内部へ入り、土壌や木材の状態から湿気やカビの発生、シロアリ被害の兆候を確認します。シロアリの被害が進んでいた場合、大掛かりな修繕が必要です。
小屋裏点検口から、小屋組材(梁・束・母屋など)のひび割れや欠損、雨漏り跡の有無を確認します。屋根裏は普段人が立ち入らないため、異常が発生していても発見が遅れがち。
住宅定期点検サービスを活用することで問題を早期発見し、大規模修繕を回避できます。
壁面や天井のひび割れ、欠損、浮きやはがれ、雨漏りの痕跡などをチェックします。内装のトラブルは見た目の問題だけでなく、建物内部の腐食や構造の弱体化につながる場合も。
住宅定期点検サービスなら、原因追求や修繕プランのアドバイスまで一貫して得られるため、オーナー・入居者満足度の向上に役立ちます。
キッチンや浴室、外部排水などの水漏れや詰まり、給湯器の動作を確認します。水回りのトラブルは悪臭や衛生問題だけでなく、建物内部への水害リスクにも直結するもの。
住宅定期点検サービスを活用すれば、専門スタッフの点検により修理や交換が必要な箇所を早期把握しやすくなります。
コンセントやスイッチが正しく機能しているか、漏電がないかをテスターなどでチェックします。安全管理だけでなく、節電や負荷分散のアドバイスを受けられるのも住宅定期点検サービスのメリットです。
エアコンや換気扇などの動作確認を行います。空調機器の効きが悪いと電気代を無駄に消費し、換気不良が続けばカビや結露の原因にもなりかねません。
ちなみに、換気設備は建築基準法で定められる「建築設備定期検査」の対象か確認し、対象であれば資格者による検査を年に1回行う必要があります。
調査方法や検査対象の基準は特定行政庁ごとに細かく分けられているため、該当するかどうか自社で見極めるのは難しいもの。住宅定期点検サービスを活用することで、必要な手続きや不具合時の対応をスムーズに進めてもらえます。
建具の診断では、窓・サッシやドア、ふすま、障子などの開閉状態を点検します。歪みやガタつきがあれば、雨風の侵入や防犯性の低下にもつながるため注意が必要です。
また、押入れやクローゼットなどの建具・収納内部も確認。調整や部品交換が必要なタイミングを把握します。
他にも、住宅定期点検代行サービスを利用する前に押さえておきたい基本的な知識を以下のページにまとめています。住宅定期点検サービスを依頼するメリットや費用相場などを知りたい方はチェックしてみてください。
ここで紹介した点検項目はあくまでも一部です。住宅の定期点検項目は多岐にわたり、自社で対応するとなると建築基準法や消防法などで定められた点検項目や基準の確認漏れが発生しやすいです。
住宅定期点検代行サービスを活用すれば、対応漏れを防ぎつつ、普段はなかなかチェックしきれない箇所まで専門家の目で見てもらえます。そのため、点検業務の手間を削減できるのはもちろん、将来的な大規模修繕やクレーム対応のリスクも下げられるでしょう。
当メディアでは、物件のタイプごとにおすすめの定期点検代行業者を紹介しています。効率化と品質向上を両立させるためにも、まずは自社に合った業者選びから始めてみてください。
施主に費用を請求するシステムのため、コストをかけずに点検サービスを導入可能。施主とのやり取りもすべて対応するので、人件費もかかりません。
専用のWEBサイトにより点検履歴をリアルタイムで確認できます。
リスクを早期発見し、リフォームが必要なお宅への営業アプローチもかけやすくなります。
東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、静岡県、愛知県、岐阜県、三重県、大阪、兵庫、京都
入居者向けコールセンター業務を主事業とし、多様な問い合わせに対応。点検日程の変更や急な要望にも24時間365日スピーディに応えられる体制が整います。
賃貸物件でよくある水道・電気・ガス設備などの故障トラブルに駆けつけてくれます。
その場で簡単な応急処置を行い、管理負担を軽減してくれます。
全国対応
電気工事業認可などの資格者が専有部メンテナンスを実施。ライフラインの特徴を把握し、経年劣化を早期に発⾒。建物の資産価値低下を防ぎます。
共用部点検はもちろん、理事会の運営支援や総会のサポート、会計業務支援まで幅広く対応可。複雑化しがちな組合業務を助けてくれる頼もしいパートナーです。
東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、静岡県、愛知県、岐阜県、三重県